みたものの記録

生で何かを観たり聴いたりすることが好きです。劇団四季、ミュージカル、宝塚歌劇団、歌舞伎、オペラ、舞台、お笑いライブ、コンサート、スポーツ観戦などの感想を、書いたり書かなかったり。最近は放置気味です...

読売日本交響楽団「第190回土曜マチネーシリーズ」の感想

 

東京芸術劇場にて行われた、読売日本交響楽団の「第190回土曜マチネーシリーズ」に行ってきました。


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曲目は以下の通りです。

・ Weber : 歌劇「魔弾の射手」序曲
・ Mozart : クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622
Brahms交響曲第1番 ハ短調 作品68

 

今回のお目当ては、Daniel Ottensamer のクラリネット協奏曲!

Karl Leister のクラリネット協奏曲を聞いて以来はまってしまい、色々な奏者さんのクラリネット協奏曲を聞き比べています。

 

Daniel Ottensamer はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の奏者さん。

お父様は同楽団の首席奏者、弟さんはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の奏者さんで、家族3人で「クラリノッツ」としても活動されています。

2016年の2月には来日公演もありました!

来日公演には行けませんでしたので、この日を待ちわびていました!!

 

指揮の Sebastian Weigle は、ドイツを代表する指揮者さんで、読響は8月17日の名曲シリーズからの初登場だそうです。

私も初めてです。

 

クラシックの知識も全然無いので、本当に素人の感想で申し訳ないですが、感想を書かせていただきます。

 

開場

久しぶりな気がする東京芸術劇場


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写真は帰りに撮ったものですが。笑

 

今回は1階のRB席。

斜め少し右上から舞台を観る感じの席なのですが、お気に入りの席です。

 

 

歌劇「魔弾の射手」序曲

 ウェーバーの代表曲といっても過言ではないですね!

オペラでは少しも観たことはありませんが、機会がありましたら、という感じです。笑

 

弦楽器が不穏な感じを出す中、ホルンの穏やかな響きが染みわたります。

 

そしてクラリネットのソロが始まると、徐々に明るい雰囲気に。

このソロの合間の「BーABCBEsーDEsFEsGーFEsDCCーB♪FGAsAB♪」が、頭から離れません。笑

どんどん調が変わって、次はDから始まり、Gから始まっての大きなこのフレーズ。

オペラの始まりに向かってテンションがあがります。

 

といっても序曲だけですので、残念ながらこのテンションがあがりきったとこでの終了です。

 

 

クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622 

何回聴いても、本当に素晴らしい曲です。

クラリネットの良さ、私のモーツァルトの好きなところが、敷き詰められた曲です。

 

3つの楽章が全て雰囲気が違うというのに、全てがクラリネットに合います。

当時クラリネットは主流でなかったのに、こんなにクラリネットのいろいろな面を魅せる曲を生み出すモーツァルトは本当に天才!

クラリネットの良さをモーツァルトに届けたシュタードラーにも感謝。

 

全体を通して、クラリネットの広い音域が存分に活かされていますよね。

そしてその音をまったく1つも落とさず、全て綺麗な柔らかい音を出す奏者も凄いです。

速い音階も1音1音響いていて。

 

魔弾の射手でも取り出しましたが、同じフレーズで調を変えたり、少し装飾を加えて、何度もだされるのが好きです。笑

 

第2楽章は、私的にですが、死ぬ間際に聴きたい曲ランキングNo.1です。

心が浄化されます。

曲の透明感、というのかわかりませんが、それがものすごいです。

マイナスイオンが出ている感じ。笑

 

第3楽章は軽やかな始まりで、心が軽くなります。

ですが、進んでいくうちに 雰囲気が変わったと思ったらまた軽やかに、の繰り返し。

この楽章が1番説明しにくいです。笑

 

 

アンコール

クラリネット協奏曲のあとは、ダニエル・オッテンザマーによるソロのアンコール。

 
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即興曲も素敵でした~!!

 

 

交響曲第1番 ハ短調 作品68

のだめカンタービレでも有名な、ティンパニのCの強打から始まるこの曲。

 

大変失礼ながら、休憩時間後だというのに、少し集中力が切れていました(^^;)

クラリネット協奏曲に注ぎすぎました。

 

もちろん演奏は素晴らしかったのですが、いろいろと余計なことを考えてしまって…

とにかくバイオリンのソロが素晴らしかった、という印象が残っています。

 

もっと集中力を持続させなくては、と猛省しています。

 

 

終演後

ロビーにてダニエル・オッテンザマーによるサイン会があったようです。

当日CDを購された方だけかな?

CDは様々な種類販売していました。

 

 

 

休憩・アンコール等含め、2時間程度の上演でした。